旅のエッセイ presented by Naoyuki Honzawa

初秋の北海道 Vol.1 函館・札幌・小樽

9月14日早朝、新幹線やまびこ号と特急はつかり号を乗り継いで昼過ぎに函館に着いた。所要時間は約7時間弱。盛岡駅での乗り換えが9分、青森駅の停車時間は5分と、なかなか落ち着かなかったが、盛岡駅でしっかり買った「はらこめし弁当」(鮭いくら丼)は目茶苦茶うまかったなあ。青森駅では、停車時間中にホームに出て海を見て、戻ってみたら、乗客が自主的にすべての座席を逆にした後だった。びっくりした。

共通写真データ:キャノンEOS-1・EF28〜105ミリ・フジクロームプロビア100


函館の倉庫街にて

函館といえば函館山の夜景であり、それを撮影するために三脚を持ち歩いての観光だった。しかし、接近しつつある台風の影響があるのか、いつまでたっても函館山の山頂は雲の中。とうとうあきらめて、地ビールを飲みながらカニやイカなどを食った。これもまたいいか。


噴煙をあげる有珠山の山腹

9月15日。朝市で、きくよ食堂の「巴丼」(うに・いくら・ほたて丼)を食べた後、スーパー北斗号に乗って札幌へ向かった。この写真は、洞爺湖付近で走る車内から撮影した。こんな何でもない山腹から噴煙があがっているなんてすごい。


大通り公園のベンチ

午後から札幌の街に出た。大通り公園を歩いてじゃがバタと焼きトウモロコシを喰うのが第一の目標。これはその目標を達成した後の写真だ。 その後、二条市場の中にある「だるま軒」で醤油ラーメンを食べた。これは、この後の旅行方針に深く影響を与える素晴らしい味であった。


運河、倉庫、青空

9月16日。レンタカーを借りて小樽へ向かった。朝から素晴らしい青空で、多少興奮気味にシャッターを押し続けた。


運河通りにあるオブジェ

笛を吹く少年と、それを見上げる幼い女の子。女の子の頭をなでるのは、旅の同行者である。


企画・制作:本澤なおゆき
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