バークリー留学記 1995夏編 1995秋編 1996春編 1996夏編 1996秋編 1997春編 FAQ |
1995秋編
午前中のうちに、12日間居候をしていたあのむさ苦しいアパートを出た。新しいアパートの鍵が合わなくて不動産に往復したりと引っ越しも大変だった。しかもボストン中の引っ越しがほとんど9月1日に集中するため、荷物のカタマリを見張りながらアパートの前で待つ人達、自力ででかい家具を運ぶ人達がいたり、中型のトラックが容赦なく道をふさいでいたりと、街は騒然としている。もっと日本みたいに引っ越し日を分散できないのだろうか。この契約中心社会ではそれは無理なんだろうな。 午後フトン(面白いことにアメリカでもFUTONという)を店から運んだ後、2時間昼寝したらものすごい筋肉痛になった。夜、友人達とまたオーシャニックで中華料理を食べてきた。新しい部屋は6畳より広いくらい。フローリングで北西向き。他の2人の部屋と離れているのがよい。 950906 連日の酒盛りのため二日酔いで寝ていた。夏セメだけ来てバンクーバーの短大に戻ったKさんから、パリ旅行中に書いたカードが届いた。パリはかなりいいらしい。パリ音楽院は以外にも近代的な建物だったそうだ。 今日は肉じゃがを作る計画をやめて、ボストン・レッドソックス(野球のメジャーリーグのチーム)の試合を見に行った。すごい迫力だった。今マジック9でダントツ1位なのだが、アスレチックスと4対4の同点で延長14回のダレてきたとき、有名なホセ・カンセコがサヨナラホームラン。結局7対4でボストンが大勝して大喜び。メジャーリーグの臨場感は、僕のように野球好きでなくても楽に感動できる。 950908 今にも雨が降り出しそうな天気。こんな天気は何カ月ぶりだろうか。もう秋が来るのだ。昨夜は3人でオレンジページを見ながらスペアリブの甘辛煮を作って、あまりのうまさに皆感動。付け合わせのチンゲンサイがなくて、得体の知れない草を調理したら、苦いホウレンソウのような味になった。コーヒーメーカーを買ってきて飲んだらうまくてまた感動。2度の感動の後は、私は勉強を始めて、Dは手紙書きを、Bは学校に練習に行ってしまった。落ち着いた夜。 一昨日ビデオつきテレビを友人の友人から150ドルで買った。カップルで渡しに来て、まだ5時間しか使っていない、あ、やばいテープが入ったままだ、とか言っていたが、見てみたら本当にやばいビデオだった。昨日はトーク番組で英語のお勉強。 950909 昨日はサーモンステーキ用の鮭でムニエルと、トマトとキャベツとベーコンのスープを作って4人で食べた。一昨日に続いてのヒット。なぜか私はコック長と呼ばれている。ちょっと一人暮らしの経験が長いだけだ。明日は得意のナス炒め。本の通りに作っていると、無駄な野菜が増えてしまう事に気づいた。 950914 「サロメ」を途中までスコアを見ながら聴いていた。R. シュトラウスは変態のようだ。楽譜が細かすぎる。夜練習から帰ると、珍しくDが自分の部屋で勉強をしている。まるで客のように「いらっしゃい。ごゆっくり。」と言ってやる。 昨日Dが知人から2万5千円で購入したという古いアップライトピアノを、クレーンで吊り下げて4階のこのアパートのリビングの窓から入れてしまう、という荒技を見た。クレーン車の名前はタイタン。筋肉質のでかい男2人が全て難なくやってくれた。頼もしい。Dはその様子を神経質に写真に収めていた。私の注文したヴィブラフォンが待ち遠しい。 950915 ナスカレーを食べてBと練習に行く。練習の途中、Bが近くのコンビニ付近で手をつないだDとNさんを目撃したと聞いたので、Dは家にいないだろうと夜1時頃帰ると、なんとDがいた。しかもコーヒーを入れて待っていた。「なんでいるんだよ。」「1人でコーヒーを入れるなんて珍しい。」とか言っていると、隠れていたNさんが出てきて、納得。何やっとんじゃ、おまえら。 プロコフィエフのヴァイオリン・コンチェルトの古い録音を聴いているが、ナタン・ミルシティンのヴァイオリンは美しすぎるぞ。今日の授業はジャズ作曲の概観。期末試験が4枚のレポートという恐ろしいもの。こりゃ英作文の授業になってしまいそうだ。 950917 レスピーギの古風なアリアと舞曲を聴く。頼んでいたヴィブラフォンがようやく届いた。学校からアパートまでほとんど死にそうになりながら1人で運びあげた。1人でやるべきではなかった。おかげで組み立ててからちょっと叩いただけで寝込んでしまった。中華のオーシャニックに力付けに行く。 950918 外はどしゃ降りの雨。夏のバークリーの寮でDのルームメイトだった、ハーバード大学の数学科の秀才ダニエルを囲んでのパーティーだ。得意のスペアリブの甘辛煮、味噌汁、ご飯でもてなした。英語しか使えないので疲れた。私は中でも英語の上達が遅いので、音楽はエロスだ、なんて説明してもなかなか納得してもらえなかった。ただのスケベだと思われたに違いない。 ヴィブラフォンを心ゆくまで練習した。最高。いい楽器だ。とてもうれしい。きっとうまくなるだろう。編曲家も作曲家も何か楽器ができなくてはダメだというのが通説だし、今やる気でいっぱいだ。 950921 Kの紹介で「ニューシネマパラダイス」というイタリア映画をビデオで見た。男4人で泣いて感動していた。男の子が映画館で働くオジサンと友情で結ばれ、大きくなって映画監督になる話。悲劇にはみられない暖かい感動がある。
夏にフェンウェイ球場で応援したこともあるボストン・レッドソックスがリーグで優勝した。ロサンジェルス・ドジャースもそちらのリーグで優勝した様なので、ボストンで野茂投手が観られるんじゃないか、と期待している。 ヴィブラフォンの練習のしすぎでちょっと手首が痛い。ジャズの即興はなかなかできるようにはならない。ティンパニのクラスを取ってみた。ビッグバンド編曲のクラスはカリキュラムの組立に失敗して取れなかったが、その分ヴィブラフォンの練習に力を入れようと思っている。作編曲を中心に勉強するという当初の目的から一見外れているようだが、優れたライターは同時に優れたプレーヤーというのが定説。楽器ができることはかなり重要だと感じている今日この頃である。 950927 ギーゼキングのピアノでドビュッシーの前奏曲集の録音を聴く。政治家の渡辺美智雄が亡くなったと聞いて、かなりショックを受けた。私の母校、大田原高等学校の唯一の有名人だから。 951010 BSO(ボストン交響楽団)を聴いてきた。ショックを受けた。アメリカの客は厳しい。 チャイコフスキーの第1ピアノ協奏曲は、ピアニストが24歳と若いのにかなり良かった。1曲目なのに拍手がなり止まず、指揮者と独奏者は3回も礼に出てきた。しかも今日がピアニストの誕生日らしく、客も一緒になってHappy Birthdayを歌った。 チャイコフスキーの第6交響曲では、3楽章の後思わず拍手がおこった。ただ金管が飛び出して荒かったり、ピッコロが目立ちすぎていたりが気になった。4楽章の後の拍手は小さく、すぐに帰り支度をし始める客が多く、前曲との差は歴然だった。4楽章のクライマックスが速いテンポで気に入らなかったのか、それとも単に暗く終わる曲はアメリカ人にはウケが悪いのか。ちょっとショックだった。私は好きな曲だったしずっと拍手していたが、みんな帰りだすので拍手しながら寂しさを覚えていた。 951013 一昨日ケンブリッジのレガッタバーで、ヴィブラフォンの先生のヴィクター・メンドーサのライヴを見た。オリジナルのラテンジャズを演奏していた。やっぱり上手くて手の動きが速い。まるで青いボールが4個ヴィブラフォンの上を自由自在に飛び跳ねているようだった。音楽的フレーズ的には面白くなかったけれども。今日は彼のレッスンの日なので、That was great! と言ってあげよう。 951014 Dがいなかったので、サーモンステーキ用の高い鮭でムニエル。大根の味噌汁。Dがいないとき贅沢することにBと決めている。アプリコットのアイスクリーム。 ドビュッシーのJeux(遊戯)のストーリーは何かいいぞ。テニスコートで男1人と女2人が戯れて、気持ちが高ぶってTriple Kiss、次の瞬間にテニスボールが3人の足元に落ちて、我に返り、3人は散る。それだけなのだが、音楽が何かいい。エロスを感じる。私が言う音楽のエロスというのはここにあると思うのだ。 951016 ジャズ作曲の授業で、渋いモードのブルースを作った。曲名はChardonnay。私がいつも頼む白ワインの名前だ。カリフォルニアのChardonnayは本当にうまいのだ。ちなみに私のヴィブラフォンの名前はメリザンド。今日もメリザンドでビル・エヴァンズのソロをコピーする。あんなソロが即興で叩けるようになったらいいな。今日古典和声の授業で2回も指され、また見当違いの答えを言ってしまった。友人によると、私はその先生に気に入られてる様なので、期待に応えられなくて悔しい。 951020 今日は中華で、昨日はケイジャン料理(アメリカ南部の料理)と、外食が続いている。というのは連日ライヴを観ているからだ。 昨日はデイヴ・サミュエルズ(Vibes)やパキート・ディリベラ(Alto)などのカリビアン・プロジェクトというグループのラテンジャズ。ノリノリですごく良かった。ヴィクター・メンドーサの100倍はうまかったぞ。握手してもらった。実はデイヴはDのアンサンブルの授業の先生なのだ。そして私は彼の教則本を使っている。 今日はバークリー日本人会のライヴ。Dが出た。うまかった。しかしまるで高校の文化祭のようなお遊びバンドもあって笑った。こんな奴らもいるのかとちょっと安心。 951025 BSOのオープンリハーサルを見てきた。チャールズ・アイヴズの第2交響曲、ベートーベンの英雄交響曲を、私服姿の小澤征爾と楽団員達が演奏していた。でも客は満員。12ドルと普通よりかなり安く聴けるからだろう。演奏はたまにやり直しがあったけど、全体的には良かった。英雄の第3楽章のホルンが美しかった。アイヴズはアメリカ人には人気があるようだ。中休みの前になぜかラヴェルの「ダフニスとクロエ」の後半のフルートソロのところをちょっとだけ演奏した。なぜだったんだろう。うれしくて思わず拍手しちゃった。舞台の前で小澤がサインをねだられていた。日本人が目立っていた。 951030 ブーレーズの指揮のラヴェルの「マ・メール・ロア」のCDを聴いた。ブーレーズは良い。美女と野獣の対話の部分はなんと美しいのだろうか。昨日昼頃TVを見て、初めて時間が1時間変わったことに気づいた。サマータイムが終わったのだ。これは初めての経験。 昨日はキース・ジャレット(Piano)のトリオのコンサートに行った。この人は変態のようにうまい。客の盛り上がりが異常で、何か宗教めいたものを感じさえした。アンコールを3回もやってくれた。場所はニューイングランド音楽院のジョーダンホール。卵形の変わった室内楽用のホールが面白い。 951031 シザーハンズという映画を見た。両手がハサミの男が本当は優しい奴なのに、まわりの人達を傷つけてしまう。そんな男が恋をするのだが、相手役の女優ウィノナ・ライダーがキレイだったなあ。最後は悲しいお別れなのだが、コメディタッチでそれでいてメルヘンチックで良かった。 ブーレーズ指揮のストラヴィンスキー「火の鳥」の新しい録音を聴いた。ストラヴィンスキーの繊細なオーケストレーションがよく映える演奏だ。 951103 ティンパニーのクラスとヴィブラフォンのレッスンがあった。なぜか先生ヴィクターに褒められた。「オール・ザ・シングス・ユー・アー」のコード進行でアドリブの練習をしているときに、どうも私がいいフレーズを叩いたらしく、急に止められて、「ちょっと待て、今のもう一度やってみろ!!」と言われて何度もやらされた。そして最もジャズらしくなったときに、「それだ!」とか言って握手まで求められた。何か知らないけど熱い人だ。ラテン人だからか。かつてYou must practice. と怒られたこともあったから、今日は結構うれしい。 951108 今ラジオのトーク番組で、日本人が熱帯雨林を次々と伐採しているので、我々はそのような消費を止めなければならない、と言っていた。耳が痛い。 ベルナルト・ハイティンク指揮のBSOでマーラーの第9交響曲を聴いて来た。オープンリハーサルなので席は自由。1時間前に行ってステージ上手の方の3階バルコニーにすわって前列で身を乗り出しながら見た。マーラーは見て楽しいものだ、と思った。大編成のオーケストラで、いろいろな楽器(ピッコロ・Ebクラ・コントラファゴット・チャイム・トライアングル)が活躍したり、6個のティンパニを2人で叩いたり、ベルアップのホルンは何度もあったが、あれはすごく格好いい。これにもかかわらず第4楽章はほとんど弦楽オーケストラとして終わってしまうなんて、何とも贅沢なオーケストラの使い方だ。 951112 寿がき屋の名古屋味噌煮込みうどんを食べた。麺が二重になっていて味がしみ込みやすくなっているのが泣かせる。Nさんが山ほどくれたのだ。 キッチンに出没していたねずみが立て続けに2匹捕まった。いろいろな退治法を試したものだ。薬の入ったゼリー状のものとか、入るとふたが閉まる生け捕りタイプとか。でもチーズに触ると金具がおりてくるいわゆるスタンダードなねずみ取りにのみ2匹かかった。一番痛そうなタイプのもので。仕掛けたときは、キッチンを真っ暗にしてじっと1時間ぐらい待ったこともある。ルームメイトが帰ってきたら変に思っただろう。引き出しの隙間から長い尻尾がちょろちょろ出てきたこともあり、なんかかわいくなったりもした。2匹目の時バチンとものすごい音がしたので行ってみたら、挟まれたねずみがまだ少し生きていて、断末魔の苦しみを見てしまった。効くんだけどなんか残酷。かわいそうだった。が、今日また1匹見付けた。「君たちがいなくなってさみしいよ。」と言っていたのもつかの間だった。この家やばい。 951114 ジャズ作曲の授業で、また新しい曲をお披露目した。「ローズベイ(キョウチクトウ)」というジャズワルツ。どこかで聴いたような覚えやすいモチーフだが、自分なりに48小説書き上げた。好評だった。おかげで同じクラスのHに尊敬されている。 951121 先週書いた「ローズベイ」を返されたのだが、その曲が当たったらしく、来セメスタの'Best of' コンサートでの演奏に推薦されたのだ。また別の先生に提出しなければならない。奨学金もらえるんじゃないか、と友人が言っていた。その後、Dのいるプロジェクトバンドで、先セメスタの「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」を演奏してもらった。全体的にうまかったが、Bassのインド人がダメで、部分的に見事に壊された。がいい。 夜、ハイティンク指揮のBSOでラヴェルの「マ・メール・ロア」「スペイン狂詩曲」などを聴いた。「マ・メール・ロア」はすごく綺麗だった。美しかった。泣けてきた。しかしオーボエの小太りのオヤジは上手くない。自分の体重をコントロール出来ない様じゃ自分の楽器のコントロールも出来ないぞ。 951124 連休3日目。昼間たっぷり練習しようとしてもやはり夜更かししてしまう。読書と勉強。こんなに勉強家になるのを大学の時に想像できただろうか、いや、できない(反語)。 昨日は卒業までに取る授業を計画した。来セメスタは、待望のビッグバンド編曲、現代の作曲1、オーケストラのための楽器法、ジャズ対位法2、そして指揮法1などを取る。何といっても今まで独学で自信のなかったビッグバンドと楽器法が楽しみだ。その後は、映画音楽やサルサ、管弦楽法と必修ちょこちょこっと。 951129 ホフスタッター著「ゲーデル・エッシャー・バッハ」という本は日本に置いてきたのだが、こっちで原書を買ってみた。ちびちび読んでみるつもり。 昼頃、なんと雪が積もっていてびっくりした。5センチ位だろうか。天気予報では言っていたが。(予報官が言っていた、と書くべきだった。英語風に。)外は寒そうだ。今日は授業がないので休み。でも今週末が山で、遊んでる暇はない。最近頭痛に悩まされることが多い。風邪であるが、頭痛は酒を飲んだとき以外日本ではほとんどしないことを考えてみると、原因は部屋と外との強烈な気温差にあるようだ。私の自律神経やる気ないんだろうか。 951201 昨日BSOを聴きに行った。ドラックマンというアメリカの作曲家の現代曲、シベリウスの第6交響曲、ベートーベンのトリプルコンチェルト(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)。現代曲は実際に見て聴くと面白い。ブーレーズの自作「弦楽のための本」を聴いた時も思ったが、現代曲独特の弦の繊細な感じが良い。ドビュッシーの雲や、ストラヴィンスキーの春の祭典の第2部の最初にもみられるような。ベートーベンはつくづく偉いと思った。特に第3楽章が勇ましくて格好いい。そして華やか。最近ベートーベンやモーツァルトを多く聴くようになった。 951205 BSOでストラヴィンスキーの「道楽者の堕落の過程」という妙なタイトルのオペラを見てきた。演奏会用オペラだと思って行ったら本当のオペラでびっくり。喜劇なのだが、たまに英語が分かって面白かった。主役のソプラノが綺麗だったなあ。 951208 昨日、私のジャズ対位法のクラスのファイナルプロジェクトのアレンジ「ナーディス」を2回演奏させた。1回目は最初にサインアップしたのにも拘わらず、編成が違うという理由で最後まで待たされたうえ、1回しか、しかも参考にならないような演奏だったので、頭にきて次のバンドに急いでサインアップ。次のバンドはたまたまジャズ対位法のクラスの先生担当で、順番は一番最後だったが何もかもうまくいき、何とか提出できる程度の録音ができた。頭にきた方の先生は来セメスタのビッグバンド編曲の先生なのが痛い。どうしてああいい加減な人が先生をやっているのか、ここは。 951216 相変わらずどんよりとした天気だ。さっき雪がどかっと降ってあせったが、すぐに止んだ。向かいのユースホステルの屋上にはまだ雪が10cmくらい積もっている。ユースの窓の上のなげしのように出っ張った所にいつもハトが遊んでいるのが見える。遊んでいる様に見えるが実はいろいろとハトなりに必死なのかも知れない。道路はびちゃびちゃだ。気温が低くないのと融雪剤のせいだろう。 向かいのユースの1階はクリスマスの飾り付けでピカピカだ。ニューヨーク郊外のある街では、近所同士で競い合って電飾をつけ始めた結果、街中ピッカピカのハデハデになってしまった、とTVで聞いた。今は観光名所になっているそうだが、電気代は月300ドル以上もかかるそうだ。 951220 期末試験が今日、明日と残っていたのだが、なんとストームが来て大雪になるとかで、来セメスタに見送られ、2日早く冬休みになってしまった。これはかなり珍しいケースらしい。プライベートレッスンの試験も、アンサンブルオーディションも来年1月22、23日になってしまった。嬉しいがちょっと気が抜ける。実際すでに15cm位雪が積もっていて、今でもボタ雪が降り続いている。 昨日買いだめだ、と思ってみんなでスーパーに行くと、やっぱり皆考えることが同じで混んでいた。そして、昨晩は同じアパートのYの所に9人くらい集まって、トランプ大会だった。あらゆるゲームをやって賭けて、私は全体的にはいくらか負けた。が払わなくていいだろう。朝6時までやっていた。この調子だと、今年は何の疑いもなくホワイトクリスマスだな。
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